Tomi&kunのDIYとガーデニング
薪ストーブ・連続燃焼編
薪ストーブ本体はmorso(モルソー)1440CB
二次燃焼空気で未燃ガスを燃やすクリーバン機での
長時間の連続燃焼性能はどれぐらいなのか?
★モルソー1440CBでの連続運転について
モルソーのクリーンバーンの方式は二次燃焼機能によって
キャタリティック・コンバスター(触媒)を使用しないものです。
一般的にコンバスターを使用していない機種のほうが
コンバスター付きの機種より薪の消費量が多いといわれています。
クリーンバーン機でコンバスターなしの代表的なものはJOTUL(ヨツール)社
ではないかと思います。
モルソー社の薪ストーブユーザーはヨツール社やコンバスター付きの
各ストーブメーカー(ダッチウエスト社・バーモンドキャスティング社など)よりも
少ないと感じています。
はたして,モルソーのクリーンバーンは燃費が悪いのか...実際は?
モルソー1440CB連続燃焼可能時間は
【 6時間以上可 】です。
(6時間後のストーブ温度,100度以上で,熾き火で新薪の着火可能)
★連続燃焼のためのモルソー純正付属品について
モルソーの1440CBには純正で,ステンレス(SUS)製の
ロストル(=目皿)用プレートが付属しています。
燃焼時間を延ばすためのプレートと取説には書いてありますので
設置してみました。
ロストルプレート設置前
ロストルプレートA
ロストルプレートB
取扱説明書には一夜焚の時にはロストルプレートを設置するベシと書いてあります。
このプレートを設置すると,灰と細かい炭が下の灰受けに落ちにくくなります。
ロストル操作レバー(1440CBではドア右下部にあり)を前後に動かしたときだけ,
灰が灰受けに落ちます。
つまり,ロストルレバーを操作しないかぎり灰は落ちず,
火炉の底部には灰がどんどん溜まっていくことになります。
灰が下に溜まると,一次燃焼空気はほぼ遮断され,
二次燃焼空気だけが入るようになります。
また,灰が溜まると保温性が良くなって,薪の火力が外に逃げず,
炎の熱はより多くストーブを暖めることになります。
つまり,燃焼効率が上がることになります。
そして,燃焼効率が上がることで,無駄な薪の消費が減るため,
より長時間の燃焼が可能となることとなるのです。
★一夜焚の方法
モルソー1440CBはモルソーの薪ストーブで一番小型です。
製品重量はたったの85kgしかありません。
100kg以上ある中・大型のストーブのように薪はたくさん入りません。
薪は,長さ25cm×太さ10cmくらいのもの3本がやっとはいるくらい。
以下の方法で,小型の1440CBでも6時間以上火を絶やすことなく
燃焼を続けることができます。
1.ロストルプレートA,Bを設置しておきます。(上記参照)
2.火炉の下は灰が2〜3cm溜まるくらいにしておきます。
3.一夜焚の前に,広葉樹の薪を十分焚いて,
火炉の下に熾き火が一面に溜まるくらいにします。
4.熾き火ができたら,火炉に入るだけの薪を入れます。
薪は良く乾燥した固めの広葉樹にします。
5.一次燃焼ダイヤルを開けて一時燃焼空気を入れて,
新しい薪の一部分に火がつくようにします。
6.薪に火が点いたら,一次燃焼ダイヤルは閉めます。
二次燃焼ダイアルを全閉から1〜2回転ほど開けます。
7.このまま,ストーブトップで150〜200度の状態で深夜〜朝まで
一晩中燃焼継続出来ます。
8.煙突ダンパーを調節して,炎がゆっくり(ゆらり)とゆれるようにします。
朝方(約5〜6時間後)には熾き火になっていますが,
ストーブトップは100度以上あり,下部にはまだ熾きが十分にあるので,
新しい薪を入れればすぐに250度以上の通常燃焼に戻ることができます。
一夜焚の薪(モルソー1440CB)
火炉一杯に薪を投入した様子(まだ薪に火は点いていません)
この薪の量で夜〜朝まで燃焼可能です。
薪は少しずつ燃えて,朝には全て熾き火になります。
各部ガスケットのシーリングがしかっりしていて密閉性が良く,
空気調節用ダイヤルで細かい燃焼コントロールができる
モルソーの薪ストーブだからこそ可能な,長時間燃焼方法です。
さらに,煙突ダンパーを設置して,必要以上のドラフト(排気=空気の供給)
を抑えることで,薪の消費量は減らすことができます。
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