Tomi&kunのDIYとガーデニング
DIYのぺージ(ガレージ屋根編)
家の駐車場の屋根をDIYで製作・設置。
材料等追記
2014.06.07 一部追記
【 着工前 】
2006/04/09
ガレージについて
コンセプト
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・駐車スペースをできるだけ広く確保する
・圧迫感なく明るく開放的にする
・できるだけ低コストにする
・家と調和して家の外観を損ねないようにする
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仕 様
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・基本構造は足場用単管・単管用クランプにて接合
・屋根板は透明ポリカーボネイト波板
・寸法は幅4900mm×奥行6000mm×高さ2700〜2400mm
・屋根勾配は5度
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その他
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・既製品は基本仕様では価格は安いが大きさを変更すると特別仕様になり高価となるため不採用。
・既製品は柱の位置,長さ,基礎への固定方法に制約があるため,駐車スペースが有効活用できないため不採用。
・木造(ウッドデッキ材)も候補としたが,木材は1度切断・組立結合するとすると変更が容易でなく,増改築に柔軟性がないため不採用。
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製作過程
材料
足場単管(基本構造材)
6m×2本,5m×6本,4m×2本
単管はホームセンターで購入,運搬はホームセンターのトラック(2tぐらい)を借りて実施。
(6mはホームセンターの在庫確認ミスのため当日購入できず画像になし,
後日ホームセンターで配達してもらった)
足場用単管塗装
単管はメッキ品で耐食性はいいんですが,見た目が非常に悪い。
そこで既製品のガレージによくある黒い色にするため塗装。
塗料は自動車ボディー用の2液性ウレタン塗料
主剤:硬化剤の混合比が4:1の最高級品を使用。
黒色にフラットベースを50%混合し半艶として高級感?がでるようにしてみました。
塗装はアネスト岩田のLPH−100という低圧のスプレーガンにて実施。
エア圧はレギュレータで減圧して2〜3kg/cm2(約0.2〜0.3MPa)程度で十分
0.75kw,100Vコンプレッサー(日立ベビコン)でエア不足なしで連続塗装できます。
塗装をするときはエアー中の水分が大敵なので水取器(レギュレーター一体型)が必須です
単管から小物部品類すべて艶消し黒にて塗装
LPH−100はモデルチェンジして
LPH-101になってさらに良くなりました。欲しい♪
2010.5追記
屋根板支持用材料
35×45×3000mm赤松材(14本)と2×4で3650mmの米松材(2本)
足場単管と同様の高級ウレタン塗料にて塗装
木部(赤松材部)は屋根板の下側になり雨に濡れるわけではないので,
一般的な木部塗料で十分ですが,ついでにまとめてウレタン塗料で塗ってしまいました。
※木部にウレタンは完全にオーバークオリティです。
また,木は塗料を吸い込むので刷毛塗りの一般木部用塗料をオススメします。
屋根端部材料
ホームセンターにあった曲がったもの(本来なら不良品?)を購入
耐久性重視のため米松(レッドシダー)にしました。
SPF材は安価ですが屋外で使用すると塗装をしても5年くらいすると腐りはじめます,
もともとSPF材は室内向きです。
この曲がり具合がポイントです,理由は完成写真にあります。
2本の2×4材を金具とビスを使ってがっちり連結
ベースプレート取付
単管用ベースプレート使用
柱を壁までいっぱいまで寄せるためベースが基礎面より半分落ちてしまう,
片側しかアンカーが打てないため落ちる側は特別な金具を製作。
特別な金具:ベースプレートに羽板金具とL型金具を加工したものを取付
ベースプレートと金具取付状況
こんな感じでベースプレートを支持。
ベースは1/2以上がコンクリート側に乗るため,
半分以上の荷重はコンクリート側に掛かります。
アンカーにて固定
アンカーはホールインアンカーM8×50L(SUS304製)
雨水でも錆びないステンレス製のほうが◎
振動ドリルは借り物の昭和49年製!超重いけど性能は全く問題なし
ドリルチャックの精度は流石に最高!。古くても高い工具はやっぱりいい。
アンカーの頭をハンマーで打ってピンが奥まで入ったら六角ナットを締めて完了
充電式振動ドリルの購入を検討中
マキタ(makita)振動ドリルドライバー
基本骨組み組立て中
組立中
単管パイプとクランプにて組立て。
仮組み→寸法調整→クランプ本締め
寸法は平面・縦・横・対角線を計ってクランプを緩めて調整,また計って調整
さらに柱の垂直を確認・調整。
クランプなので微調整はいくらでもできるんですが,
「きっちり」寸法を合わせるのは意外と時間かかりました。
この微調整が出来るというのがポイントで木製ではこの寸法出しが
一発勝負となるわけで慣れていないと「ひょっとこ」な骨組みになる可能性大
または,何回も釘(スレッド)を打ち直すことになります。
というわけでガレージの骨組みは単管で決まり!
壁との固定
垂木クランプとL金具で固定用材製作,
ビスはコンクリート用ビス
垂木クランプは艶消し黒で塗装。
壁と柱の固定詳細
コンクリート用ビスは小さめの下穴を明けておいて木ネジのように締めて完了。
ビスは締めすぎると穴をすぐ「ナメ」てしまうので慎重に締め込む必要があります。
壁はレンガに見えますが,モルタル+レンガ状のタイル(ブリックと呼びます)張りです。
屋根波板取付材の固定
波板取付用材は35×45mmの木製(赤松材),
単管パイプとの固定はΦ40用のサドルバンド(パイプサドル)で超低コストな組み合わせ。
艶消し黒で塗って高級っぽく仕上げ。
タルキクランプ(垂木クランプ)の上に載せて固定する案もありましたが,
タルキクランプより断然低コストなサドルバンドに決定
サドルバンド(40A用)
一番手前側の2X4材の取付
一番手前側の材料は2X4材のレッドシダー材
ここは正面に見えるので,スマートに見た目重視で,
タルキクランプ(垂木クランプ)に黒色塗装のレッドシダー材
木材は金属よりも軽いので適材適所で木材を使用しています。
単管パイプ用タルキクランプ(垂木クランプ)
骨組完成
写真横方向の奥から3本が単管パイプ,一番手前は2×4の木製
一番手前はポリカーボネイト板の端部の仕舞と波板固定用木材の端部固定用.
屋根取付(その1)
屋根はポリカーボネイト波板(透明)
幅660mmで長さ2700mmと2100mmをそれぞれ10枚使用
屋根板は表と裏があるので注意。
(表面は耐UV処理あり)
今回のコストで一番のウエイトを占めているのがこのポリカーボネイトの波板
安い塩ビ板やアクリル板だと紫外線による劣化で,
透明度と強度がすぐに落ちてしまうと予想されるので,
奮発してポリカーボネイト板を使用
屋根板は交換が面倒なのでできるだけ一流メーカーを使用したほうが◎
三菱樹脂ポリカ波板 6尺 クリア
ポリカ波板の取付・固定
屋根板の取付はSUS製の専用の釘にて固定。
右の赤い柄の工具は波板用の穴明けドリル(波板キリ)
釘を打つ前に下穴を開けたほうが波板の歪みが少ないので◎
手早く綺麗なピッタリの穴を開けることができるスグレモノ
波板キリ
雨どい取付
雨どいは既製品の黒色のものを使用
とい幅105mm,パイプはΦ65mm
屋根取付(その2)
メンテナンスのために屋根板を一部取り外し式としました。
取り外し屋根板はフック状金物とタイラップにて下側から固定
奥行き6mのうち両脇からそれぞれ1mの列を取外し可能としました。
屋根上面
構造上屋根の上には乗れません,屋根に何か乗っかったりした場合には,
2箇所の取り外せる屋根の部分から取り除くことにします。
(特に外す必要性はまだ発生していません,2006.10現在)
2014.2.8降雪
2013,2014の冬の大雪のため,屋根のタイラップの部分2箇所×2列を
取り外して雪下ろししをしました。
軽い雪で15cm,湿った重い雪では,10cm程度で雪下ろしが必要でした。
半径1.5m位の手の届く範囲で外せるのでちょうど良い感じ。
大雪対策&雪下ろしの様子は
こちらのページ
【 完成 】
2006/05/15
一番手前の縁取り板が微妙にアールになっていますがレッドシダー材の自然の「反り」を利用しています。
なんとなく既製品ぽく見えるかナ...
ポリカーボネイト板はクリア,スモーク(薄灰色),ブラウン等がありますが,
明るさを重視してクリアにしました。
昼間は明るい感じで作業するにもイイ感じ◎
【ガレージ完成】
・屋根は透明ポリカーボネイト波板で明るい。
・支柱は限界まで両端に設置して駐車エリアを最大利用。
・単管パイプ,クランプ,屋根取付材など全て艶消し黒のウレタン塗料で塗装し,既製品ガレージ風の仕上げ。
・工事日数は材料加工・塗装4日,設置・組立5日ほど
・材料費約10万円,工事費はDIYでプライスレス(^^)v
(ちなみに既製品の見積は40万円以上!,工事費・追加工等込)
・86号も錆びずに安心,水アカが付くこともなし
・雨の日でも86号の整備ができる(これ重要)
・雨の日でもバーベキューができる(これも重要)
・雨の日でも洗濯物が干せる(これは想定外)
86号はエンジンブローでドナドナしました。
現在は三菱RVRとスズキのストマジ110(バイク)と
薪ストーブ用の薪たちがガレージの恩恵に授かっています。
・雨の日でも薪割りができる(これはいい)
・雨の日でもバイクいじりができる(これもいい)
・雨の日でもフロントガラスのコーティンングができる。
(これも◎)
AE86号の後継車決定
=FT86=
ではなく
==ビレルR32(+YZ125)==
ビレルR32とはレーシングカートです。
ビレルのカートはイタリア製なので,イタ車です。
(痛車ではありません)
エンジンはYAMAHAのモトクロッサー用を
レーシングカート用にモディファイしたモデルで,
125cc,39PS,6速シーケンシャルミッション
車重が89kgで,ドライバー約65kgとすると,
89+65=124kg
パワーウエイトレシオは3.2kg
車(NISSAN GT-R)が
1740kg(+65kg),550PSで,
パワーウエイトレシオは3.3kgです。
パワーウエイトレシオはGT-Rと
125ccミッションカートと同等なのです。
なので,レーシングカートは激速です。
タイヤはレース用コンパウンドのスリックタイヤです。
最大横Gはカートは3G
(GTーR:2G,F1:4G)
コーナでの横Gは強烈で,
リブプロテクタ(肋骨ガード)を着けないと,
横Gでアバラ骨が折れてしまうこともあります。
加速,コーナーは
その辺のスポーツカーの比ではありません。
レーシングカー並です。
とういうことで,
86号の空いたスペースでレーシングカートの
整備をしています。
雨でも,夜でも整備できるので,
カレージはやっぱりGoodです。
2012.1現在
ポリカ固定用のフック金具とタイラップを時々補修
屋根は台風・大風でも破損等はなく健在。
2012.8現在
2013と2014年の大雪で屋根を外して雪下ろし
ガレージの積雪と積雪対策(雪下ろし)
2014.3現在
音楽を聴きながら作業等ができるように
PAシステムを設置しました。
詳細はこちら
ガレージ音響設備編
単管ガレージの利点を活かして
色々な便利なオプションを取り付けました。
ガレージオプション編
ガレージの単管パイプ組み合わせを応用して,
ウッドデッキをリフォームしました。
詳細はこちら
ウッドデッキリフォーム
単管パイプでバルコニーの屋根製作を計画中
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